← ガイド一覧へ戻る

使えるフレーズ

全部訳さないメニューの読み方――知っている一語から注文候補へ

phở・cơm・bún・cà phêを目印に、繰り返し、隣の語、写真、価格を見ます。知らない語を残したまま候補を一つ選ぶ読解です。

こんな方に

料理名を少し知っているが、ベトナム語のメニュー全体を見るとどこから読めばよいか分からないベトナム語を学び始めた方

この記事でわかること

知っている中心語、繰り返し、隣の語、写真と価格を順に使い、全訳せず候補を絞る方法が分かる

読んだあとにできること

メニューからphở・cơm・bún・cà phêなどの既習語を探し、同じ語を含む項目を比べて一つ指せる

メニューは、上から全訳する文章ではない

初めて見るベトナム語のメニューには、料理名、飲み物、サイズ、価格らしい数字が並びます。知らない語が多いと、一行目から辞書で調べたくなりますが、注文前に必要なのは全訳ではありません。自分が選べそうな場所を見つけることです。

メニューを料理の地図として眺め、知っている語が集まる場所を探します。一語見つかれば、同じ語を含む項目を比べられます。読解の最初の成果は、意味を全部説明することではなく、候補の範囲を狭くすることです。

phở・cơm・bún・cà phêを目印にする

phở、cơm、bún、cà phêのように、すでに知っている語を先に探します。声調記号や母音の記号も含め、語を一つの輪郭として覚えておくと、大文字や字体が少し変わっても見比べやすくなります。

見つけた語の意味だけで注文を決める必要はありません。まず「この周辺は麺料理らしい」「ここには飲み物が並んでいそう」と、メニューの中の場所をつかむ手がかりにします。

phở cơm bún cà phê

同じ語の繰り返しが、まとまりを教えてくれる

PHỞ BÒ、PHỞ GÀのように同じ語が繰り返されていれば、PHỞが共通部分だと分かります。隣のBÒやGÀをまだ読めなくても、二つが同じ種類の料理の別項目らしいと比べられます。

CƠMを含む項目が続く、CÀ PHÊを含む項目がまとまる、といった配置も手がかりです。ただし、すべての店が同じ分類や順番を使うわけではないため、そのメニューの中で起きている繰り返しを見ます。

知らない隣の語は、消さずに保留する

既習語の隣に知らない語があれば、すぐに推測を正解にしません。写真、価格、同じ語を含む別項目を見比べ、「違いを作っている語らしい」と役割だけを仮置きします。

写真があっても、材料、辛さ、アレルギー情報まで決めつけることはできません。写真は候補を絞る補助であり、安全や体質に関わる内容は別に確認する必要があります。読める部分と確認が必要な部分を分けます。 アレルギー、宗教上の制限、体調上の制限がある場合は、この推測を『食べてよい』という判断に使いません。店での確認、通訳・翻訳、ベトナム語で書いた確認メモなど、別の手段を使います。

四つの項目から、知っている語で地図を作る

PHỞ BÒ、PHỞ GÀ、CƠM GÀ、CÀ PHÊ SỮA ĐÁが並ぶ例を考えます。まずPHỞが二回、GÀが二回現れることに気づきます。次にCƠMとCÀ PHÊという既習語を見つけます。これだけで、麺料理、ご飯もの、飲み物らしい候補を別々に見る足場ができます。

すべての語義を説明できなくても、飲み物を探すならCÀ PHÊを含む行へ、phởを選びたいならPHỞの二行へ進めます。未知語は二つの候補の違いとして残し、写真や店の人への確認へつなげます。

PHỞ BÒ PHỞ GÀ CƠM GÀ CÀ PHÊ SỮA ĐÁ

読める一語から、一つ指せるところまで進む

次のメニューでは、まず既習語を一つ囲うつもりで探し、同じ語が何回現れるかを見ます。隣の語、写真、価格を比べ、候補を一つに絞ります。分からない部分が残っていても、項目を指して確認できる位置まで進めば実用的な読解です。

今日の到達点は、メニューを日本語へ全部置き換えることではありません。知っている一語を起点に、繰り返しと周辺情報を使い、自分の次の行動を選べることです。

発音を聴く

読み物を中心にした記事です

この記事には、専用のフレーズ音声を付けていません。